ほぼ毎日Snow Man

SnowManとその界隈の出来事を書いてます。

SnowManにとってのブルーオーシャン

Kis-My-Ft2が俳句をたしなむ人たちの間で大人気らしいです。

きっかけはバラエティ番組「プレバト」にKis-My-Ft2横尾渉さんが出演し、番組で俳句を始めたことです。横尾さんは同番組で名人6段に上り詰め、その俳句は2021年の明治図書出版の中学国語教科書副教材に掲載されるなど、才能を開花させています。(※1)

2021年にデビューし、今年で10周年を迎えるKis-My-Ft2ですが、まさか俳句でさらに人気が出るとは誰も思ってなかったことでしょう。(※2)

 

日本の俳句人口は少なく見積もっても100万、最大では1000万と言われているそうです。年齢構成比は高齢の女性(特に主婦層)と定年後の男性が圧倒的多数とのことですが、この層はいずれもこれまでジャニーズが訴求していなかった層。このうちほんの一部でもKis-My-Ft2に興味をもってくれて、CDの一枚でも買ってくれたら・・・(※3)

 

横尾さんがそこまで狙って番組への出演を決めたとは思いませんが、結果として非常に良い影響を生み出していると思います。

 

これこそまさに男性アイドル界におけるブルー・オーシャン!

未開拓かつ無限の可能性がある市場(しじょう)空間、それがブルー・オーシャン。端的に言えば、競争相手がたくさんいる厳しい市場(=レッド・オーシャン)ではなく、競争相手がいないところで商売しろという話です。

 

SnowManにとってのブルー・オーシャンを考えてみるに、国内市場では「男性」ではないでしょうか。俳句人口は日本の人口の一部ですが、男性は人口の半分ですから。

 

これまで男性アイドルのファンは主として女性、男性ファンは存在してもごく一部という状態が長らく続いてきました。ジャニーズがこれまでターゲットとしてきた”若い女性”は減少し続けるので、この層をターゲットとしている限り、この市場が先細りなことは明らかです。

 

それと比較して”男性”はほぼ未開拓。これから市場を大きくしていくだけです。しかも、(個人的には非常に残念ですが)男性の方が女性よりも収入が多い場合が多いので、”若い女性”より可処分所得も期待できます。

 

世界市場に進出してチャートを競うということは、レッド・オーシャンに自ら乗り込むということです。それよりも、「歴史ある日本の芸能事務所が、ボーイズグループの男性ファンの獲得に乗り出す」「日本のジェンダー観をジャニーズが変える」とかなんとかで英字紙で取材してもらったほうがよほど良い宣伝になるのではないかと思います。

 

しかし、男性にファンになってもらおうとする場合、まずは「知ってもらう」ことのハードルが非常に高い。なぜなら、普通の男性はジャニーズに興味がないからです。ところが、SnowManの場合、男性に興味をもってもらう入り口がすでにあります。

 

筋肉と言えば、SnowManのリーダー岩本照さん。「Tarzan」で連載しているのでフィットネスに興味がある人にはかなり認知度が高いと思われます。「SASUKE」への出演でも有名。スポーツ庁の調査によればフィットネス人口は男性がかなり多いので、男性に訴求する一つの大きな入り口になると思います。

 

ガリ勉なのに滅茶苦茶かっこいい阿部さんの大活躍。ただ勉強が好きなだけでガリ勉と言われてしまう男子学生にとって阿部さんは魅力的な存在になるのではないでしょうか。ジャニーズなのに院卒というギャップは高学歴男子の関心を惹くかもしれません。大学への進学率は男女比半分ですが、修士課程、博士課程になると女性はほぼ3割に低下するので、高学歴で言えば男性が圧倒的に多いです。

 

趣味のカメラを生かした向井康二さんの「AERA」での連載。個人的にカメラ=男性の趣味というイメージがありますが、カメラ人口の男女比がぱっと見当たりませんでした。カメラ業界は厳しい状況が続いていますが、向井さんの活躍で少しでもカメラ業界が盛り上がって、カメラを入り口にSnowManにも興味をもってもらえればwin-winではないかと思います。

 

 

ジャニーズの美容番長こと渡辺さん。最近盛り上がりを見せている男子美容界。まだ分野人口が少ないと思いますが”男子美容”なので、界隈に存在するのは男子ばかり。ジャンルの顔となる有名人も少ないので、確実にリーチしていると思います。

 

ジャニーズ屈指のアニメ好きで、オタクからの認知度も高い佐久間さん。国内のマンガ・アニメ推定人口はあわせて1,200万人以上(※4)。何より使う金額が圧倒的。男性のアニメオタクの皆さんもぜひぜひSnowMan沼へ。(語ると長くなるので自重・・・)

 

デビュー2年目にして、グループの半分のメンバーが「SnowManへの男性用の入り口」を持っているというのは男性ファン獲得に向けた大きな強みになるはず。

 

「男性アイドル」による「男性ファンの獲得」の試みは「男らしさ・女らしさ」が問われる今の時代においてジェンダーの観点からも意義があると思うので、事務所にはぜひご検討いただきたいです。

 

(了)

 

※1 2012年からTBS系列で放送されている「気芸能人には本当に才能があるのか専門家が査定し、ランキングを発表する」バラエティ番組。

※2 当時、最年長メンバーの北山宏光さんがすでに26歳目前であったことから、年齢的にデビューするのは難しいと思われていました。グループ結成から苦節6年、「一番人気があるけど一番デビューできないユニット」と言われていましたが、SnowManSixTONESがデビューした今となっては「時代は変わった」と思わざるを得ません。

※3 下記から引用させていただきました。ばらつきがありすぎではないかと思いましたが、趣味として俳句をたしなんでいる人も多いため把握が難しいようです。年齢構成比もこちらからの引用です。俳句人口と俳句の質 (coocan.jp)(最終閲覧日:2021.5.18)

※4オタク消費額の年間トップは「アイドル」、1人あたり約10万円、人数最多は「漫画」で640万人 ―矢野経済研究所 | トラベルボイス(観光産業ニュース) (travelvoice.jp)(最終閲覧日:2021.5.18)