ほぼ毎日Snow Man

SnowManとその界隈の出来事を書いてます。

SnowManにみるダイバーシティ

YouTubeで「渡辺翔太のこと覚えてる?」を見ながらダイバーシティについて考えた話。

 

ダイバーシテイは直訳すると「多様性」。もともとはアメリカでマイノリティや女性の採用や、差別のない処遇を実現するために広がった言葉です。日本では人種、宗教よりも、性別、価値観、障害の有無などに注目した”多様性”として捉えられることが多いです。女性はビジネスの場において最大のマイノリティとも言われますが、性別に着目するのが女性活躍推進、性別だけではなくもっと広い観点から多様性を目指すのがダイバーシティというイメージですかね。

 

と言うと何やら高尚な感じがしますが、アニメオタクを普通に受け入れてくれるSnowManって良いグループだなあと思っただけです。

 

メンバーの佐久間大介さんはジャニーズ屈指のアニメオタク。そして、佐久間さんの隣にはSnowManのビジュアル担当、目黒さん。同じ学校の同級生であれば恐らく違うカーストに属していたであろうお二人が仲良く並んでいるのを見て、しみじみとSnowManの奥深さをかみしめました。

 

目黒さんと言えば、あまりの人気に雑誌の表紙情報解禁したら予約が殺到、わずか10秒でサーバーをダウンさせた男として有名です。見ればわかる圧倒的イケメン。しかも見た目だけじゃなくて中身も本当にすばらしい。イケメンで、身長高くて、サッカーうまくて、歌も踊りもうまくて、性格も良くて、面倒見がよくて、誰もが認める努力家。そのうえポンコツ(←褒めてる)。こんな完璧な人います??クイズの答えがわからなくても、盛り下がった雰囲気になってても、いつも夏の日の太陽のような笑顔で「楽しいね」と口に出してくれる目黒さん、そりゃみんなファンになるよ。

 

そんなモテモテの目黒さんの隣で、これまたいつもニコニコしているアニメオタクな佐久間さん。ジャニーズJr.の頃からぶれずにアニメオタクを公言し、真面目なインタビューでもしっかり痛T。もちろん(?)デビュー後もいつでも痛T。ファンの方には見慣れた風景かもしれませんが、客観的に見るとなかなかシュールな映像かと思います。(※1)

 

アニオタとジャニーズって合わなくない??と思いきや、佐久間さん、しっかりとジャニーズのアイドルとして活躍してるんですよね。すごい!

 

特にダンスのうまさには定評があり、他のメンバーのファンをも釘付けにしてしまうほど。アクロバットはすごすぎて「佐久間さんの周囲だけ重力が存在しないのでは」と疑われてます。歌もラップも上手で、トークの際は必ず最初に発言する、SnowManの斬り込み隊長こと佐久間さん。当初は「アニメオタクといってもしょせんはジャニーズ」と冷ややかに見ていたアニメオタクにも本気度が認められ、今や「佐久間ニキ」と呼ばれるほどです(※2)。

 

アニメオタクである佐久間さんを”普通に”受け入れているSnowManというグループはダイバーシティの観点から見ても意義があるグループなのではないでしょうか。

 

もちろん、メンバーの向井康二さんがタイと日本の、ラウールさんがベネズエラと日本のダブル(ミックス)というのも多様性につながっています。ただ、芸能界におけるダブル(ミックス)の受容は何となくわかるのですが、ジャニーズにおいてジャニーズとはイメージがかけ離れているアニメオタクが受け入れられているのが良いなあと思うのです。

 

ご本人が「アニメオタク兼ジャニーズ」と自己紹介するほど本気でアニメオタクな佐久間さんですが、恐らく、SnowMan以外のグループだったら、アニメオタクを貫き通すのは難しかったと思います。だって、キラキラアイドルの総本山たるジャニーズですよ!?「かっこいい」とか「キラキラ」を売りにするグループとしてデビューしていたなら、間違いなく痛Tは封印されていたことでしょう。いや、そもそも、その前にメンバーやスタッフさんから止められていたかも。

 

実際、SnowManを売り出していくにあたり、某放送作家さんが他のメンバーに「佐久間さんがアニメオタクであることをどう思うか」確認したところ、「好きにすれば」「無理にやめさせる必要はない。本人の自由」「一人ぐらいガチオタがいても」という反応だったらしいです。(※3)

 

結果としてですが、佐久間さんがアニメオタクを貫いたことで、個人やグループでアニメのお仕事をいただいたり、アニメファンが佐久間さんをきっかけにSnowManのファンになったりと、グループにも良い影響を与えています。だから、アニメオタクを封印しなかったことは正解だったのですが、これはあくまでも結果です。

 

アニメオタクの世間的イメージは、平成元年に発生した宮崎勤事件の影響で、今でも「気持ち悪い」「危険人物」だったりします。事件以降「オタク=犯罪者予備軍=悪」として叩かれ始めたことでオタクは日陰者になりました。事件そのものはあってはならないものですが、事件そのものとオタクは全く別物です。オタクは叩いても良いもの、見下してよいものという風潮には何の根拠もありません。それなのに、あれから30年以上が過ぎた今でもまだまだ偏見は残っています。

 

アニメオタクはあくまでも個人の趣味嗜好なのですから、アニメオタクだからという理由だけで馬鹿にされるいわれは全くありません。これって、「女性は男性より下」という根拠のない差別と同じ構図ですよ。

 

オフィシャルに発信される映像や発言を見る限り、SnowManのメンバーが佐久間さんを「アニメオタクだから」という理由で小馬鹿にしたり、見下したりすることはありません。

 

そんなのは仕事なんだから当たり前じゃないかとお思いでしょうが、意外とそうでもないのです。具体的なグループ名や個人名は出しませんが、ジャニーズの中でも実際にアニメオタクを下に見ている人はいますし、アニメオタクというだけでいじり倒して良いと思っている(思っていた?)グループもあります。誰も傷つけることなく皆に笑顔をもたらす「いじり」ができるのはセンスと技術のある人だけです。センスも技術もないのに、アニメオタクを馬鹿にして笑いを取ろうとするのは、ただのいじめです。本当にこれは声を大にして言いたい!アニメオタクを馬鹿にするなーっ!!

 

佐久間さんがかっこよくて明るくていつもキラキラしていることはアニメオタクのイメージ向上にもすごく貢献していると思っています。佐久間さんにも感謝ですが、佐久間さんを受け入れてくれるSnowManメンバー、そしてスタッフの皆様にも感謝します。

 

SnowManってやっぱり良いなあ。

 

(了)

 

※1アニメに登場する好きなキャラクターのイラストをあしらったグッズ全般のことを痛グッズと言う。車にキャラクターをあしらえば”痛車”、Tシャツであれば”痛T”など。”痛”の語源は「見ていて痛々しい」。

※2 ネット上で使用されるスラング。「ニキ」=「頼りになるアニキ」の意。蔑称としても使われることがあるので注意。

 ※3 あぶみ瞬「SixTONES × SnowMan -go for the top-」太陽出版、2020年。「ガチオタ」はオタクの中でも本気度が高い(=ガチ)オタクの呼称。