ほぼ毎日Snow Man

SnowManとその界隈の出来事を書いてます。

YouTubeに感謝

「2040年の未来予測」を読んで、ジャニーズがYouTubeを始めてくれてて良かったなあと思った話(※1)。

 

SnowManをはじめとするジャニーズの若手グループの躍進を支えているのがYouTubeであることは言うまでもありません。平成最大の瞬間風速と言われたジャニーズのグループ”光GENJI”はテレビの歌番組に出演して一夜でスターになりましたが、そのような時代は二度とこないでしょう。

 

人気TVドラマ「スタートレック」シリーズでは、テレビは2040年に途絶えたことになっていました(※2)。テレビがなくなる時代がくるなんて私が子供のころは想像もできませんでしたが、今では「2040年にはほぼ確実にテレビ局が制作したコンテンツを、テレビで視聴する形式は廃れるだろう」との見解に完全に賛同します。リアルタイムでその時にしか見られないなんて、ネットとともに育っていない私ですら、もはや意味不明。リアルタイムで視聴するのはSnowManの冠番組「それSnowManにやらせて下さい」だけです。すでに10代から20代の半数はテレビを見ないという、なかなか衝撃的な調査結果が出ています(※2)。

 

ジャニーズは長らくタレントの肖像権保護の観点から肖像や映像の使用制限に力を入れてきました。ジャニーズ事務所としては、テレビや雑誌などのいわゆる”レガシーメディア”とともに戦後の日本芸能界を歩んできたという、レガシーメディアに対する恩義も多分にあったのではないでしょうか。

 

しかし、スマートフォンの普及は急速に進み、小学生のなりたい職業にユーチューバー(YouTube動画の配信者)がランクインするほど、ネットは私たちの身近な存在になりました。時代の流れとして、ジャニーズだけがネットと無縁というわけにはいかなかったでしょう。現在の状況を見るに、賢明な判断だったと思います。2021年、いまだに「肖像権が・・」などと言っていたならば、SnowManはこれほど人気になっていなかったわけですから、本当に危ないところでした。

 

ジャニーズ事務所YouTubeの協議は2016年から進められ、ジャニーズJr.のチャンネル開設を決定したのが2017年夏。報道によればYouTube側から「すでに認知がある人よりも、YouTubeで発見され、がんばっていく人が人気者になっていくのはどうか」との提案があり、まずはジャニーズJr.内のグループからのスタートとなったとのこと。

 

本当は、ネット嫌いのメリー喜多川副社長(当時)が「デビュー組はダメだけど、Jr.ならいいわよ」と言ったとか言わなかったとか。こちらの方が信ぴょう性はありそうですが、これが事実だとすればその時点でデビューしていたグループにとっては大変不幸なことでした。

 

今の時代は、何かを検索してYouTubeでひっかかってこなければ、その存在が知られることすらありません。誰もがテレビを見る時代ではなくなった今、デビューしていたがゆえにYouTubeに参入できなかったグループと、毎週定期的に動画を更新していたジャニーズJr.のグループでは、間違いなくジャニーズJr.の認知度の方が高い。そのことが、今のジャニーズJr.の大活躍につながっていると思います。

 

「ジャニーズJr.チャンネル」は5組のジャニーズJr.のグループが週に1回、曜日別に動画を更新します。毎週必ずコンテンツを1本あげなければならなくなったことで、各グループのセルフプロデュース力は向上し、グループの団結も強くなったはず。デビューしていないためにメディアへの出演が限定されるジャニーズJr.にとって、YouTubeでの経験はアイドルとしての成長を飛躍的に高める機会でもありました。

 

SnowManはYouTubeを非常にうまく使っています。パフォーマンスが圧倒的であるがゆえに、バラエティとのギャップが大きく、結果として本人たちの売りであるパフォーマンスのすごさが際立つことでファンの獲得につなげています。YouTube動画の中でも非常に人気がある「人狼ゲーム」の回を見たあとに、パフォーマンス動画を見たらとても同じメンバーと思えません(←ほめてる)。

 

SnowManは当初「パフォーマンス一本で押したい」と考えていたそうです(※3)。もしかして、YouTubeでパフォーマンスだけではなく様々なチャレンジをすることになったことは、本人ちにとっては不本意だったかもしれません。でも「やる」と決めて、前向きに真摯に取り組んできたからこそ動画の人気も出たと思います。YouTubeでは、テレビと違って「営業仲良し」は通用しません。YouTubeを見慣れている世代は”嘘を見抜く目”がものすごく発達しているので、やらされてるコンテンツはすぐにわかります。SnowManYouTubeにも本気で取り組んできたからこそ、多くの人にその良さが伝わったのだと思います。

 

もちろん人気が出たのは”側の人”と呼ばれるYouTube動画の製作スタッフの皆さまの力も大きいです。構成、映像、音声、テロップなどなど、SnowManのコンテンツは本当に愛情をこめて、しっかりした作品を作っていただいているのがわかります。初期のYouTubeでは、素人が適当にとった動画が人気が出ちゃったということもありましたが、時代は変わりました。今や視聴者の目も肥えているので、クオリティの高い動画を製作するには優秀なスタッフの力が欠かせません。私は活字中毒なのでテロップに注目してしまうのですが、いつも手間がかかってるなあと思いながら見ています。

 

SnowManの動画を見慣れていると、クオリティが維持されているのは当たり前に思いがちですが、意外と他のグループでは、内容以前に「しゃべっている人の声が聞こえない」とかあってびっくりすることがあります。

 

YouTube様、”側の人”ご一同様、いつもありがとうございます。

 

(了)

 

※1 成毛眞「2040年の未来予測」日経BP、2021年。大変面白いのですが、現実とはいえ悲観的な話が多いので、読むのはメンタルが安定している時が良いです。

  

※2 新スタートレック25話。過去の時代からよみがえった地球人に対し、アンドロイドのデータ少佐は「テレビは2040年に途絶えた」と語る。

 

※3 放送文化研究所が5年に1回実施する国民生活時間調査の結果(2021年5月20日発表)。年代別、平日にテレビを15分以上見た割合。( )内は2015年の調査結果。10~15歳56%(78%)、16~19歳47%(71%)、20代51%(69%)、30代63%(75%)、40代68%(81%)、50代83%(90%)、60代94%(94%)、70歳以上95%(96%)

 

※4 あぶみ瞬「SnowMan×SixTONES×なにわ男子 -NEXTブレイク前夜-」太陽出版、2019年。読めばますますファンになる素敵エピソードばかりで、スキャンダルや下げ記事はありません。スノストなにわ全てのファンにお勧めします。

 

※5 YouTube側の人という意味で、メンバーやファンから親しみをこめて「側の人(がわのひと)」と呼ばれています。