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藤島社長にエール

ある記事の最後が「どうする滝沢副社長」となっていて、社長について考えた話(※)。

 

記事の内容は「ジャニーズがグループではなく個人としての活動が目立つようになってきている」というものでした。ジャニーズのファンからすれば色々と思うところはあるのですが、本題はそこではなく最後の一文「滝沢秀明副社長は時代をどう読み取り、タレントを育てていくのか」です。

 

うん?ジャニーズ事務所の将来は滝沢副社長に託されているの?社長は??

 

 完全なる同族企業のジャニーズ事務所。現社長は、メリー喜多川名誉会長の娘である藤島ジュリー景子氏です。メリー氏は、故ジャニー喜多川氏を支え続けてジャニーズ事務所を日本を代表する芸能事務所に育て上げた功労者です。事務所の経営そのものには興味のなかったと言われるジャニー氏をあらゆる実務の面でサポートし、タレントのマネジメントに采配を振るったメリー氏がいなければ、ジャニーズ事務所がここまで大きくなることはできなかったでしょう。

 

創業者一族が血縁を重視するのは自然の摂理。メリー氏が「自分の娘を社長に」と思う気持ちは当然です。実際問題として、やや割合は減ったとはいえ、女性社長の半分は血縁関係により後を継いでいます。日本の企業における女性経営者の割合は8%に過ぎず、保育所・化粧品・美容といった主として女性を対象にした業界以外では、その割合はさらに低い。女性が経営者になること自体が、ものすごく大変なのです。

 

上場企業全体における女性経営者はたった数十人。ジャニーズ事務所の実際の経営状態は不明ですが、連結の売上は700億~1000億あるのではないかと言われています。これだけの規模の企業を経営するのは男性であっても大変なことでしょう。

 

ですから、本来は藤島社長は数少ない日本の女性経営者として辣腕を振るってほしいのです。しかもジャニーズは社会的影響力が極めて大きく、政財界にも顔が利く。しかもまだ50代前半で、経営者としても非常にお若い。日本企業の女性経営者の中でも非常に稀有なお立場です。女性のエンパワーメントがより重要になってくるこれからの時代、藤島社長のような方がどんどん増えてくれば、日本の財界も少し変わってくるのではないかと期待しております。

 

しかしながら、聞こえてくるのはあまりよろしくない噂ばかりです。

 

「滝沢副社長がJr.のグループを売り込むために土下座までしているのに、藤島社長は自分がかわいがってきた某グループをもっと売りたいなどと、訳の分からないことを言っている(芸能リポーター)」

「人心掌握力もマネジメント力にも欠けている。現場にも行かず、口を開けばお金のことばかりでタレントへの愛が感じられない(ジャニーズ事務所関係者)」

「タレントの仕事のクオリティをいかに上げるとか考えていない。ただジャニーズの看板を傘に着ていろんなことをゴリ押ししてくるだけ(テレビ局関係者)」

 

書き手に男性が多いので、若くして大企業の社長に就任した女性に対する偏見や妬みはあるのでしょうが、”火のないところに煙は”ということもありますので、ちょっと心配です。

 

私が読んでいるくらいなので、恐らくご本人もそのような批判があることはご存じでしょう。まだ若い滝沢副社長をたてるために、ご自身があえて悪者になっているのだとすれば、それはそれでいいんですが・・・

 

もしくはAPAグループのように、ホテル事業はインパクトのある社長を広告塔として、グループ全体は目立たないところで代表ががっちりと仕切るという体制にしているのであれば話はわかります。確かに滝沢副社長の方がネームバリューもありますし、良くも悪くも注目度は高いでしょうから。

 

 ただ、もし批判が本当であれば本当に残念です。

 

企業であれば、組織で働く経験を通じて経営に必要なあらゆる知識を学ぶ機会があります。それでも社長を経験するのは誰にとっても初めてなのですから、社長として必要な職能を自分のものにするのは社長になってからでしょう。だから、もし批判が本当であれば今からでも全然遅くないので、適切な振る舞い方や、必要なマネジメント力を身につけていただきたいです。

 

実際に愛情がないのかどうかは存じ上げませんが、滝沢副社長のように10代の頃から何千人もの候補者をその目で見て、入所したJr.の子たちを身を削って育成するという経験をしてこなかったのだから、滝沢副社長と同じように愛情をもって接することができないのは当然です。「同じように」はできませんが、「近づく」ことはできると思うのです。

  

こう言ってはなんですが、愛情なんて本当にはなくても「愛情深い」と思ってもらえばいいのです。管理職ならみんなやってます。むしろ、今評判が悪い人こそ、ちょっと変わっただけでものすごく変わったように見えるのでお得です。

 

血縁による後継者とは言え、自分一人で決断し、全ての責任を負う社長というポジションにつくことは本当にすごいことです。特に先代が偉大な創業者である場合、どうがんばっても先代を超えることはできないのですから、その苦労は大変なものがあると思います。

 

日本の女性活躍推進にはジャニーズ事務所が必要だと本気で思っているので、藤島社長には数少ない女性経営者として、そしてジャニーズ事務所の存続のために、ぜひがんばってほしいです。

 

(了)

 

コロナで変わるジャニーズ グループ活動の前に個人で活動するように(二田一比古)(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース

(最終閲覧日:2021年6月6日)