ほぼ毎日Snow Man

SnowManとその界隈の出来事を書いてます。

ジャニオタは企業様へのアピールはよく考えて

「某アイスのCMが何でうちのグループじゃないんだ」と言われてもねえ。

 

ことの起こりは、某アイスのCMにジャニーズの中でもベテランと言われるグループが起用されたことです。「なかよしで行こう。」というタイトルの広告は、6粒入の商品を6人組のグループに重ねて、アイスと平和をテーマにした内容。ロングセラーのアイスと、グループのほっこりした世界観がすごく合っていて、本当に素敵なCMになっています。森永乳業やるじゃん!と思いました。

 

が、その後、ネット上では「何でうちのグループじゃないんだ」と声をあげる別のグループのファンの声が。そちらのグループにアイスのCMの噂なんてあったかなと思いきや、どうも「うちのグループだって6人組だし、うちの方が若くてフレッシュだからアイスのCMにふさわしい」ということだそうです。

 

推しを応援するどころか、企業様からの印象を悪くするし、そのグループの印象も悪くしてしまっていて本当に残念です。今回はたまたまSnowManではありませんでしたが、ファン層からいくとSnowManのファンもやらかしかねないのが辛いところです。

 

アイス自体は1976年誕生の超ロングセラー。今回のCMに求められるキャラクターは若さやフレッシュさではなく、「長く皆に愛され親しまれている」グループだったということでしょう。活動期間の長さはデビューしてからどのくらい期間がたっているかですから、すぐにわかりますね。

 

「親しまれ」の方は、ちょうど「タレントパワーランキング2021」が発表されたので、こちらを参考にします(※1)。CMに起用されたグループの認知度は75%。これは、知らない人はほとんどいないというレベルです。若くてフレッシュな方の具体的な数字は控えておきますが、当然ながら認知度は全然違います。数字的には体感としても、「まあこんなところでしょう」という感じです。

 

せめて、メンバーがそのアイスが本当に大好きで、YouTubeでもいつも食べてますとか、家の冷蔵庫にはいつも入っていますとかならまだしも、そんな話ありましたっけ?SnowManとはからみも多かったですが、ちょっと記憶にないですね。「うちのグループを」とおっしゃっている方たちも、推すからには、アイスとの関係について、もっと具体的なエピソードをを出してくれれば、より説得力が増すんですけどね。

 

活動期間が長いわけでもなく、認知度が高いわけでもなく、本人たちがその商品に特に思い入れがあるわけでもなく、ただ”同じ6人組”というだけで「うちのグループの方が良かった」と言われても、企業様も困ってしまいます。

 

困るだけならまだしも、むしろ印象が悪くなっている可能性が・・・。直接口に出しては言わないと思いますが、「次の機会があっても、このグループは外そう」くらいは思ってらっしゃってもおかしくありません。

 

企業様は今まさに新しいCMを公開したばかりですから、「公開したCMの反応」が知りたいわけです。それを「うちのグループの方が」と言われてしまうと、せっかくお金と労力をかけて製作したCMを否定されている気持ちになりませんか。あれだけの大企業が一本のCMを作るというのは大変なことなのです。それを最初から「キャスティングが悪い」と、しかも皆の目に触れるネット上で言われるということは、製作にかかわるスタッフの皆さんにとって非常に辛いことです。

 

SNSをされる方ならわかると思いますが、100件の良いコメントをもらっても、たった1件悪い(ネガティブな、悪意のある、等々)コメントがあると、その1件が滅茶苦茶気になります(※2)。だから、ネットで言われてしまうのって、発信するほうは気楽な気持ちであっても、受けた方は嫌な気持ちになるんですよね。

 

グループを推したい気持ちがあるなら、せめて他の人の目につかないように、電話やメールで直接企業様にリクエストするとか。ネットでも、せめて「素敵なCMですね。推しも6人組なので、機会がありましたらご検討いただければ幸いです。」ぐらいにしておけば良いものを・・・。

 

ファンがCMに売り込むというのは「ジャニ活を100倍楽しむ本!」にも記述がありますので、ジャニーズファンにとっては当然の行動なのかもしれません(※3)。でも、CMを製作される企業様、製作・配給に携わった多くのスタッフ様、そしてCMに起用されたグループのファンの気持ちを全く考えずに発信することは、自分の応援しているグループの評価を下げることにつながります。

 

私が思うに、無邪気に「うちのグループの方が良かった」と発信できる方は、お子様か、大人であっても労働所得のない方ではないでしょうか。一本のCMを製作するのにどれくらいの労力と時間がかかっているかは、働く人ならうっすら想像はできるはず。しかも、そのグループはYoutube で、YouTubeを作るには「メンバー6人に対して、9人のスタッフが動いていること」をちゃんと言ってるんですよ(※4)。大人は色々と大変だということはわかってても良いと思うんですけどねえ。もう、CMの売り込みは労働経験が3年以上ある人限定とかにしたほうがいいんじゃないでしょうか。

 

今回はたまたまSnowManではなかったのですが、SnowManのファンでもやらかしそうな案件だなとは思います。願わくばSnowManファンが同じような間違いをしませんように。

 

(了)

 

※1 タレントパワーランキングは、株式会社アーキテクト様が実施している調査です。全データはアーキテクト様が有償で提供していますが、今回は「ニッケイエンタテインメント!」2021年7月号(日経BP社)掲載の全タレント得点分布図(男性編)を参考にさせていただきました。

 

※2 この習性は、人類が進化の過程で集団を形成して生活するようになったことで身についたのではないかと思っています(←何の根拠もない私見ですが)。良い評判はたくさんあっても困りませんが、悪い評判は違います。悪い評判がたつことによって、その集団から排除されてしまうと、生きていけなくなります。下手すると、魔女狩りのように、噂話だけで殺されてしまうことも。だから人間は悪い評判に敏感になったのではないかなあと。だって、”100件も良いコメントもらってるんだから気にしないほうが良い”と言われても、気になるじゃないですか。これはもう、自分が人間だからとしか考えようがありません。

 

※3 みきーる「ジャニ活を100倍楽しむ本!」青春出版社、2017年。

 

※4 そのグループの動画の罰ゲームでみんなにおごることになって、「スタッフさんの分もおごります!」と宣言したら、なんと15人前。あの動画でスタッフが9人もいるのかということを始めて知ってびっくりしました。SnowManの動画製作スタッフの皆さんにも本当に感謝です。