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チケットの転売について考える

Jr.のイベントのチケットが高額で転売されていると聞き、チケットの転売について考えた話。

 

色々と盛り上がっているジャニーズJr.たちの夏のイベントですが、某グループのイベントのチケットがなんと50万円で出品されていたそうな。先ほどいくつかサイトを見てみましたが見当たらなかったので、無事に取引が成立したようです。

 

今年の滝沢歌舞伎ZEROですら、50万円を超えるチケットはなかったと思いますので、50万円と言えば相当な高額です。その値段でも買いたいという人がいるということは、本人たちにそれだけ人気があるということですから、デビューを待ち望んでいる本人たちにとっても、ファンにとっても、むしろ喜ばしいことなのかもしれません。

 

それにしても、50万円。うーん。いくら何でもおかしいでしょう。チケット不正防止転売法の制定にあたってチケット高額転売問題対策議員連盟総会で高額転売として例示された事例でも、定価と転売価格の差が最も大きかったのはラブライブの7千円のチケットで、転売価格は20万円(約27倍)でした(※)。

  

それにひきかえ、同じ7千円のチケットが50万円。71倍・・・。

 

ここまで高額になったら、もはやチケット不正転売禁止法(兵例30年法律第103号)ではなく、物価統制令(昭和21年勅令第118号)に違反するとみなして良いんじゃないでしょうか。

 

物価統制令だと「不当に高額なる額」にて売買すること自体が違法なのですが「現在の経済状況に照らし合わせて不当な価格かどうかの判断が難しい」と言われます。71倍ですよ。明らかに不当でしょう。ダメ?しかもチケット不正転売禁止法は「1年以下のまたは100万円以下の罰金」だけど、物価統制令なら「10年以下の懲役または500万円以下の罰金」だから、物価統制令の方がより重い処分です。

 

とは言え、売る方ばかりを責めても結局は買う人がいるから成り立っているわけで、いくら法律を整備していただいても、罰則を厳しくしたとしても、買う人がいる限り転売はなくならないんですよね。

 

私自身は滝沢歌舞伎ZEROの実勢価格は10万円、最前列なら50万円なんだから、実勢価格に合わせて定価をあげるべきだと思っていました。ですが、今は考えが変わりました。いくら定価を高くしても、欲しい人がいればより高額で転売されるだけなので、あまり意味がないのではないかと思ってます。

 

私自身は、転売チケットを購入することでチケット争奪戦がますます厳しくなり、自分や他のファンの方の首を絞めることになるので、転売チケットは絶対に買いません。ですが、プレミアムがつくとなれば、理性を保つ自信は全くないです。

 

チケットの価格を上げるのに一番簡単なのは恐らく何らかのプレミアムをつけることです。ポール・マッカートニーが来日したときのVIPパッケージは6万8千円でしたが(転売価格は判明している分で48万円。最高額は不明。)通常のコンサート鑑賞に加えて、本番前のサウンドチェック参加券、オフィシャルツアーグッズ、特別ラミネートパス、当日は会場係員によるご案内がついていました。この内容であれば、むしろ6万8千円が安すぎで、定価が48万円であったとしても買いたい人はたくさんいたでしょう。彼が日本に来るのはこれが最後かもしれないし、何より普通はお金を出してもサウンドチェックなんて見られないのですから。

 

で、この例にならうと、例えば滝沢歌舞伎ZEROのチケットを10万円にしたいとするならば、事前のリハに参加できるとか、オフィシャルグッズ一式がもらえるとか。クリアファイルかパンフレットには全員のサイン入りね。

 

まじですか?想像するだけで興奮してきました。いや、これは確実に転売価格は10倍以上になるでしょ。だって、普通はお金を払っても絶対にできない経験ができるわけですよ。このチケットが100万円であっても、絶対に買いたいです。(←このチケットは実際には存在しません。)

 

もしチケットの価格を50万とかにしようとするなら、ひょっとしてメンバーによる演舞場ツアーに記念写真とかくらいのプレミアムがついちゃったりするんじゃないでしょうか?これはすごい。転売価格が10倍なら500万か・・・うーん、さすがに一瞬悩むな。でもやっぱり買いたいわ。だって、この機会を逃したらもう一生SnowManのメンバーと直接会える機会なんてないんだよ。生きてさえいればお金はたぶんどうにかなる。ここでお金を使わずに、何のために今まで死ぬかと思うほど働いてきたんだ自分。うん。よし、買おう!(←このチケットは実際には存在しません)

 

私自身がいくらチケットが高くても欲しいと思うくらいですから、他にもそう思われる方はいらっしゃるでしょう。10万円のチケットが100万円で売れるとなれば、当然さらに転売行為が激しくなり、ますます自分の首をしめることになるという悪循環。

 

しかも滝沢歌舞伎ZEROのチケットに100万単位でお金を使ってしまった人は、恐らくCDやカレンダーや生写真など、直接利益に貢献するために使えるお金が少なくなってしまうはずです。高額チケットの転売は本人と転売ヤーは大満足でしょうが、事務所にとってもメンバーにとっても大変よろしくない状況です。

 

そうなってくると、むしろチケット価格は今のまま維持して、本人確認の方をより厳格にする方向でしょうか。本人確認については事務所様もすでに色々とご検討されているでしょうから、ご判断にお任せするしかありません。なんとかして、転売目的ではない人に一枚でも多くのチケットが届くようになってほしいと願います。

 

それにしても、いつもながら転売チケットひどいですね。売れなければこれが全部空席になるのかと思うと胸が痛みます。でも買ってしまうと、ますます転売を助長するだけなので我慢、我慢。

 

念のため追記しておきますが、チケット不正転売禁止法においては、仕事として転売している人だけではなく「熱烈なファンが良席確保のために大量のチケットを購入し、最良の席以外のチケットを転売する場合」や「自らのチケット代とグッズ代を捻出するために必要な枚数を超えてチケットを購入して転売する場合」も規制の対象となる場合があります。ただのファンだからって何でもやっていいわけじゃないですよ。

 

(了)

 

山下貴司宮内秀樹三谷英弘「決定版!チケット不正転売禁止法がよくわかるQ&A」第一法規、2019年